周星馳フレンズクラブ

チャウ・シンチー公式ファンクラブ

恭喜星仔!香港金像奨七冠達成!–第21回香港電影金像奨–スタッフレポート–

★I.C.O.J.スタッフ・KUSUさんからの速報生レポより


充分な実力を持ちながら、金像奨ではずっと「無冠」だった周星馳、 その彼の映画『少林サッカー(少林足球)』が、21日の香港金像奨授賞式で
「最優秀主演男優賞」
「最優秀作品賞」
「最優秀監督賞」
「最優秀若手監督賞」
「最優秀助演男優賞」
「最優秀音響効果賞」
「最優秀視覚効果賞」

の七部門を制覇しました。
チャウ・シンチーが最初に舞台に上がったのは「最優秀若手監督賞」、(開会から20分ほど遅れてタクシーで来たそうです)普段のカジュアルな装いとはさすがに違い、黒のスーツにネクタイの盛装で登場、軽快な調子で、大会、観客、二人のプレゼ ンター(その内の一人、レスリー・チャンには「多謝、哥哥(レスリーの愛称)」 と)に感謝して去って行きました。
式典が進み、いよいよ懸案の「最優秀主演男優賞」、過去何度もノミネートされながら涙を飲んだ賞を、今回ついに受賞しました。再び舞台に上がったチャウ・シンチー、 トロフィーを受け取って、万感の思いを胸に、「少しまじめに話します」感謝する人々の名前をあげます。最初は彼に俳優になる決心をさせたブルース・リー、次に 芸能界への道を開いてくれた恩人達-TVB俳優養成所の教師、ドラマ出演をさせてくれたプロデューサー達、映画界への機会をくれたダニー・リー、最後に励ましてくれたアレックス・マン、リー・リクチー、ンー・マンタの名を次々にあげ、その後で観客に感謝して去って行きました。
続く「最優秀監督賞」での受賞には、間に合わず舞台袖からの再登場となり、今度は最初に自分に監督をやるようにすすめた人へ感謝をしていました。 最後の「最優秀作品賞」の受賞時には、ティン・カイマン氏も共に舞台に上が り、 用意していた「感謝する人」のリスト(!)を取り出して、次々に読み上げ、プロデューサー・楊國輝氏に始まり、『少林サッカー』に関わる全てのスタッフの名を あげていきました。(中には主題歌のアンディ・ラウ、アクション監督チン・シウトンの名も)延々と続く感謝の言葉に、舞台下の進行係の「巻き」の合図が何度か出ましたが、受賞の喜びの勢いがとまらないのか、朗々と読み続けるチャウ・シンチーで した。長年待った後の待望の受賞だけに、感極まって言葉につまる場面もあるかと思いましたが、どの受賞場面でも、時にこらえながら、しっかり話す彼の姿に、香港映画界を支える一人としての誇りと自覚を感じました。優秀な候補作が揃った中での受賞も、一層の感動です。
本当におめでとう!星仔!!
*各賞のもとの名前です。
「最優秀主演男優賞」 → 「最佳男主角」
「最優秀作品賞」 → 「最佳電影」
「最優秀監督賞」 → 「最佳導演」
「最優秀若手監督賞」 → 「傑出青年導演」
「最優秀助演男優賞」 → 「最佳男配角」
「最優秀音響効果賞」 → 「最佳視覺效果」
「最優秀視覚効果賞」 → 「最佳音響效果」

★ICOJスタッフ・ゆみさんからのレポート


行って来ました、「第21回香港電影金像奨」 まずは香港中心の受付前で入場する明星見物などをしていたら、 いきなり趙薇発見! 黒いシンプルなドレスでしたが、やはりとても美しいです。ぼんやり見とれていると、 黄一飛おじさんが目の前に。きちんとスーツを着てにこやかに談笑する姿は、 まるで“出世は遅いがやさしい課長さん”のようでした。 受賞することを信じております、と心の中で声援を送りつつ、鼻息も荒く星仔を待っていたけれど、いっこうに現れないので諦めて私たちも入場しました。
天井も高くセットも垢抜けて、テレビで見るよりはるかに美しい会場の3階席に座り、 豪華に製本されたパンフレットを眺めていると、あらためて『少林サッカー(少林足球)』のノミネート部門の多さに 感動してしまいます。1階を見下ろすと、前の方の席にはすでにたくさんの明星たちが座っています。 しかし、ゴルゴのように目線するどくサーチするが星仔はどこにもおらず。
「遅刻?こんな日にまさかあなたは遅刻なのですか?」
ノミネート作品の映像がステージ上のスクリーンに流れ、おなじみ曾志偉の司会で開幕。 時間を忘れ展開されるステージ上のゴージャスな世界にひたっていてふと下を見ると、 いつの間にか華仔と學友の横に居るじゃないですか、星仔が! すでに何個かの賞が発表済みだというのに、 いったい 何をしていたのでしょう?まさか着るものに悩んでいたとか?そんなのいつものジャージでいいのに!
上から見る星仔は、拍手の仕方が皆と違いなんというか…スローモーで、(音にするなら“ぺちん・ぺちん”) とても目だっておりました。カワイー。 しかし、そんな星仔も一飛おじさんが最佳男配角をとったときは、 盛大に拍手して 喜んでいました。私の乳幼児レベルの広東語力によると、 一飛おじさん「ぶさいくでチビだけどがんばればこんな賞がもらえる」みたいなスピーチをなさり、 場内の笑いを誘っておりました。
途中、プチ京劇や和太鼓のパフォーマンスを挟みながら順調に発表が続きます。
そしてまずは傑出青年導演という、なにやらさわやかな響きの賞を、私たちの星仔 がとりました! のんびりとステージに上がり、 いつもの平坦な喋り方で感謝の言葉を述べ、 ふらっと下手に退場する星仔。なんかの賞(忘れましたすいません)で ステージに駆け上がった田さんのハツラツさとはえらい違いです。思わずしょうがないなぁと笑ってしまう。 その後も順調に『少林サッカー(少林足球)』の受賞は続き、最も受賞してほしい最佳男主角の発表を 八百万の神に祈りを捧げながら待ちます。明日から良い子になりますからどうぞ星仔にとらせてください… いよいよ名前が読み上げられたときは、もお我が子のことのように嬉しく、目も潤んでしまいました。 場内もすごい拍手喝采で、空気がうねるような感じとでもいうか。きっとみんなが星仔にとってほしいと思っていたんだと思います。 ってファンの欲目でしょうか。当の本人は、例によってたんたんとしているように見えましたが~。
そして最佳導演、最佳電影、と連勝!星仔恭喜恭喜、おめでとう。ファンになって数年、この御めでたい場に立ち会えて、最高に嬉しいです。ありがとう。おなかいっぱい、鼻水ずるずるで (いや寒いせいもあったんですが)、会場をあとにしたのでした。

翌日、一生の記念にしようと報紙を買ってみたら、遅刻してあわててタクシーで会場に飛び込む星仔の写真が載っておりました…たくしーって…。星仔、来年は早起きしてリムジンで来てね !
97/11~02/06的事, レポートなど